『朝を整える習慣』書店購入特典
実践者の声
コラム集
朝茶会や講座で、この本の習慣を実際にやってみた方々からいただいた言葉です。呼吸、ジャンプ、そしてお茶。感じ方の入り口は、いくつもあります。
読みながら、あなたご自身の感覚と、少し照らし合わせてみてください。
ここに掲載しているのは、実際の実践者の方の言葉です。感じ方には個人差があり、同じことをしても、同じ体験になるとは限りません。ここに書かれている感覚は「こんなふうに感じた人がいる」という、ひとつの参照点として読んでください。
呼吸が深まると、内側が静かになる
中丹田を意識しながら、光をイメージしたり、呼吸を一瞬止めたりするワークを続けていくと、実践者の方の声も少しずつ変わっていきました。
最初は「呼吸が深くなった」「少し落ち着いた」という反応が中心でしたが、だんだん──
内臓がゆるむ感じがする
光に包まれる感覚をイメージすると、自然と呼吸が広がる
呼吸の中に、動きと静けさが一緒にある
といった、もっと内側の感覚が語られるようになっていったのです。
さらに続けていくと、変化はワークの時間だけにとどまりません。
前より呼吸を感じることを忘れなくなった
何気なくしていた呼吸を意識できるようになった
朝の呼吸が習慣になってきた
そんな声も増えていきました。
呼吸は、いつも無意識にしているものです。でも意識を向けると、それはただの生理現象ではなくなる。自分が今ここにいることを、体の内側から感じ直す時間になるのです。
ジャンプして重心を下げる
体感覚アクション1「その場で軽くジャンプする」。やることはそれだけなのに、実践した方からはとても興味深い変化がたくさん届きました。
まず多かったのが「自分は思っていた以上に地に足がついていなかった」という気づきです。目を閉じて立ってみると、前のめりだったり、左右にぐらついていたり、重心が外側に流れていたりする。けれどジャンプのあとには、その重心がすっと「下」に降りてくる感覚があったといいます。
ジャンプ後は、お尻に力が入る感じになり安定して、胸をはって、いい姿勢になった
外側に感じていた重心が、ジャンプした後には内側の重心に変化しました
つま先だった重心が、土踏まず付近に変わった気がします
砂時計みたいに、重心が下にあって落ち着いてる感じ
ただ立つだけでは気づけなかった重心のズレに、体が先に教えてくれる。これがこのワークのおもしろさです。
さらに印象的だったのは「地球に立っている感じがした」という声。足裏が床にぴたっとつく。ふわふわしていた体が、どしっと落ち着く。それは単なる姿勢の変化というより「自分の足でちゃんとここに立っている」という安心感に近いものだったようです。
足の裏が床にピタッ。しっかりと自分の足で地球に立っている感覚
軽いジャンプで、大袈裟だが地球に降り立った感じがする
身体がしっかり重心をつかんで安定した感じ
この〝下に戻る〟感覚が起きると、上半身の力みも自然に抜けやすくなります。肩や背中の緊張がゆるみ、呼吸までしやすくなる。参加者の方からも、そんな声が多くありました。
肩が軽くなったり、少しバランスが良くなった気がしました
背中が張っていたこと、楽になったことに気づきました
肩のこわばりが少し緩んだ感覚がありました
お腹に意識が向き、呼吸がしやすくなった
つまり、肩を何とかしようとする前に、重心を下ろす。それだけで、体は勝手に連動して整いはじめるのです。
そして、このジャンプは一度きりのワークでは終わりません。日常の中で、切り替えのスイッチとして使い始めた方も出てきました。
始業前にエンジンの入り方が違いました。すんなりスイッチが入りやすくなった
仕事中でも焦ったりカーッとなったときには裏に行ってジャンプしています
職場の昼休みにジャンプを試してみようかな
たった数回のジャンプでも、頭で考えすぎていた状態から、今ここにいる体へ戻りやすくなる。浮いていた意識が下に降りる。それだけで、人は少し落ち着くことができます。
お茶は、人によって効く場所が違う
体感覚アクション「お茶を飲む」。ただ一杯のお茶を飲むだけです。けれど14日間続けてもらったとき、いちばん驚いたのは「整うポイントが、人によってこんなに違うのか」ということでした。
最初のうち、多くの方が書いてくださるのは味のことです。おいしい、思ったより渋い、好みじゃないかもしれない。まず「評価」から入ります。
けれど、観察する場所を香り、温度、余韻、音、手触りと分けてお渡しすると、書かれる言葉が変わっていきました。
温かいお茶が喉から胃に流れて、身体を温めてくれる。じんわりした余韻が、ホッと心と身体を緩めてくれる
ジャスミンの華やかな香り。茶と華のバランスがよくて、朝からリラックスできました
儀式的なところが整えポイント。集中して、五感を研ぎ澄ませるから
おいしいかどうかではなく、自分の体に何が起きたかを語る言葉に変わっていく。
そして14日間の最後に「あなたを整えてくれていたものは何でしたか」とうかがったとき、答えは見事にばらけました。
いちばん多かったのは香りでしたが、それでも全員ではありません。同じ「お茶を飲む」という習慣なのに、効く場所が一人ひとり違うのです。
その場ジャンプや呼吸には、重心が下がる、呼吸が深くなるという、ある程度共通の方向があります。でもお茶は違いました。自分に効く場所を、自分で見つけていく習慣なのだと思います。
さらに続けていくと、こんな声も出てきます。
心が重いと感じていました。体の中? 足? 頭? 肩? 腰? 次々とお茶を飲んでいたら、思いました
お茶タイムで、気持ちも身体も巡り始めていることを確認できた。姿勢を正して一呼吸して飲んだら、更にスッキリ
同じお茶でも、時間帯が違うだけで味わいや香りが異なる
同じお茶なのに、日によって感じ方が変わる。変わったのはお茶ではなく、自分のほうです。お茶は、その日の自分の状態を映す鏡になっていきます。
そしていつのまにか、お茶の時間の使い方も変わっていきました。
ぎっくり腰だったけど、いい香りのお茶で嬉しくなった。体はつらくても、気分はあげられる
朝の白湯を沸かすときに、一緒にお茶用のお湯も沸かすと動線的にちょうど良いことに気づきました
疲れすぎる前に意識的にお茶時間を持つことで、切り替えられ、整い、以前より良い流れで一日を過ごせる
疲れきってから飲むのではなく、疲れる前に、先回りして一杯を淹れる。それは「お茶が好きになった」ということ以上に、自分の状態に早く気づけるようになった、ということなのだと思います。
14日間を終えた方に「あなたにとって、この時間は何でしたか」とうかがうと、言葉はやはり一人ずつ違いました。
一杯のお茶に、正解はありません。あなたが「これが心地よい」と感じた場所が、あなたの整えポイントです。
あなたが感じたことも、
あなたの、大切な整えポイントです。